作成者別アーカイブ: 紙田 彰

見夢録: 2013年10月31日 上海空港に入った途端

すごいなあ。
上海空港でアクセスした途端、スピードも高速になり、「天安門」などの検索ワードがYahooでしか結果ベージが出なかったのが、どこのアクセスも問題なくなったようだし、ここの管理ページを含め、メールのやりとりまで、いっきょにスムーズになった。
もちろん、同一の中国聯通のSIM、同一のモバイルルーターを使用している。
中国の管理機関は国際空港は治外法権だとでも認めざるをえないのかな。

と思ったけど、Twitterはだめだった。

見夢録: 2013年10月29日 鄧小平のとった道

中国という国は、強力な軍事基盤と政治的統制力の上で、経済というおもちゃをもてあそんでいる幼児なのだ。
たしかに、「先富」政策により積み木のような大伽藍は目を瞠るがごとくにそびえたった。だが、「起来」の、底なしの人民の闇、点と線ではない広大な国土と人種、宗教の複雑さを掬い上げることなどとても手に負えないのだ。
そのうえ、激烈な貧富の差、不正、富の独占、西洋的な凄まじい欲望の嵐。このおもちゃは、やはり呪われた道具でもある。「 起来」を果たせず死んだのは犯罪である。
いま中国はこのおもちゃをもてあまし、刹那的な富という飴玉をしゃぶらされたままの嬰児 が、駄々をこねて泣き叫んでいるようなものだ。
そしてふたたび、あまりに巨大な国の、本当に底しれぬ暗黒から、カール・マルクスの予言したあの怪物が蠢きはじめている。
この世界資本主義経済の末期に悪魔のおもちゃに溺れたこの国は、他の国と同じような運命をたどらざるをえない。それは、権力の分断、国土の分割、分裂国家の苦しい道のりのことである。
その先のことを述べるのは、まだ性急にすぎるだろう。とにかく、 鄧小平のとった道は、悪魔にささやかれたあの道であったということだ。

見夢録: 2013年10月28日 反政府闘争か

上海にいて、書き込みなど規制されているのでここから。
毎日新聞で「中国:天安門前の事故、死者5人に 日本人含む38人負傷」とでたので、やはり反政府闘争のようだ。
25年前、ここから北京に潜入し、事件の直後を目に焼き付けてきたことを思い出す。
心はあの北京に。

(東風1989)

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化石ではない現存の 哲学的な
思想家 行動者で つよくつよく
壊れかけた椅子 割れたガラス窓の
奥の狭い部屋で 家族はいるかいないか

小さなテーブルを囲んだ家では
八角茴香(アニス)の香り
にんにくや、その他の刺激的な
皿に盛られた包子(パオズ) 上半身裸の父親

ラベルのない緑色の壜 生温かいビールの
裏道はだんだん狭くなり 蟻塚は数を増す
ここのとんでもない数の人間を 権力で
抑えきることができるのか

そんなことなどできない!

幼年期は いくらでも夢を食べて
黄金時代だとか 留守状態を考える
満たされた者とは だれだったのか
を知りたいとも考えずに

いつだって 本人にしかわからない
そう信じて 駅の線路を渡ってから
右に曲がって 少し行ったあたり
夢の中に出てきて 不思議な気が

過去に返ってきても
散弾のように ことばをばらまいて
突き当たってしまいそうだ
汚れた石の壁 蛸壺の住処に

長屋だ ところどころに水場が
ここで水を汲み 洗濯をし
共同便所があり フランスの犯罪
アルジェリア問題について

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