それでも一歩、ちかづく――E-mailをもとにした構成詩

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生地を一度は見てみたいだけの
さっと行ってすっと帰ってくる
たびたびメールよ、とどどけ!
「馬というのはなかなか言うことを聞いてくれません」

○ゆめまくら疾走もものかは東風居士

リウマチのせいでいろいろいろ
ベッドがセミダブルなのでこのほたる

半熟は奥方用、完熟はカネイシさん用
「青二才のごとくに交信できたら」
ありふれていななければ味付けは
始発が動いているので 脳味噌が新鮮だ
詩は脳味噌料理だから
燻製の半熟卵ができる
半熟詩人だから 半熟の文字卵

脳味噌の老化のせいか
夏の廊下に幽霊がゆ?らゆら
この魅力が怖さをりょーが
絵と画材でごった返し 泊めるのは無理と
家族もみな、逃げ出してしまうていたらく

「なかなか筋道がみえず、多分時間は足りない」
性格上、最後まで分からないない
「性格を曲げて、是非
 少し残暑が厳しかった」

あの彼女だったか 分からない
締め切りもも 知らされず
版面や行の位置がずずれない 引用もどき
起きだして、ごそごそごそ
フランスパンに燻製サーモンと
いももサラダを

○この齢をしていじきたなくもへらへらと

余分の人生のさらにおまおまけ
すでに出る幕はない ちょっとへんな
こともろくももくろみもはてる
土地となまえも動かすことはない

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