それでも一歩、ちかづく――E-mailをもとにした構成詩

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「夢にかえるのか、かえることがゆめなのか」
はじめての生まれ故郷 生まれがはじめて
どこまで先に いけるかとかとか
「残るものはどうあっても残るだろうし、よしんば残るべきでありながら散逸したとて、まそれはそれでしかたがない」
では、よろしく 寝ます
仕事あたまま、アルコールも抜きき
句もなにもも 浮かばばない

「読むのが夜中とはかぎらないので
 何かかえって恐縮ものです」
悪い記憶なのだが、これを開くとわくわくする
「わたしの侵入をはばんでおります。ふふふ」

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洛陽で紙を求めても まわりもも
ある人物へのVia Airを はっそうし
知られざざる家族の はじまりの の
ふるいふるい空気にふれれれば

「何を記入したら開けますか?」
なにもしないで、無視して
そして 考えていることが
分かりかけてきたのか が

*「 」の文はすべて、金石稔氏との交信メールから彼のことばの引用。
*タイラカさん: 詩人・坦ケ真理子さんのこと。メールからの引用。

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