見夢録: 2016年04月06日-30日

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日録■2016年04月06日-30日

■2016年4月6日 14:20
【かけら】
昨夜遅く、息子と、中野の秘密のワインバーを訪れた。
プノンペンで知り合ったレストランの店主の紹介があったのだが、実現するのに8カ月を要した。
秘密というのは、バーのオーナーの意向があるからだ。ここを知っていた息子によると、小さいけれど知る人ぞ知る店ということだ。
いろいろ話すうちに、プノンペンの知り合いとその友人のオーナー、さらに同伴した息子の年がくすしくも同じであることが判明した。
そして、娘夫婦も、近くに住む弟夫婦も常連らしいことも。
さても、偶然とは一気に収束するものだなあ。

■2016年4月7日 06:55
【かけら】
神経細胞の電位差の測定実験により、行為が先行し、意志の選択が生ずるとされる。このとき、意識は行為の中途でこれを否定することができる。つまり、自然発生的な行為を判定して、それを否定して行為を中断するか、判定せずに行為を成就するということである。この判定の収束が量子状態であるわけだ。自発的な行為は自然の予定調和であるが、行為の判定が成立することでなされるのは、行為のコントロールとしての自発性の拒否という考えがある。これは、その神経細胞が意識的に判定するということではなく、判定自体が確率的な収束であるのだ。つまり、意識の恣意性は行為の選択には関与しておらず、この細胞の肉体的機能を自由拒否という判定の結論が動かしているということにならないか。
ここにきて、意識と意志は乖離しているとみなすことができるのではないか。

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寄稿: 金石 稔 「【skrɔːl】(その13)」

【skrɔːl】(その13) 金石 稔

気配はあるがその
てのものは なく
色の棘はかすかに
見えたが 息はない
寒風やわらかに
星に流れる小川(b-ACH)
知らない 知らないものは 
しす(べき)もの
Aは(ナル)Aにほか
ならず もの
などと 笑う
べっこうの記述にある
遠乗りせよ
冬、彼 、の
くさぐさのうねりまで

(2016.5.10)

寄稿: 金石 稔 「【skrɔːl】(その11)」

【skrɔːl】(その11) 金石 稔

ふだらくにおちてみんかの
あるまじろあり
ぢべたのたびたびたびのたび
さかしろののびしろのつきかげ
まなじりをしばらく
たかつきすきまさかの
つかのまのあそびところ
ねこおすしまうま
うるむつやけし
きじるしのけはい
はい

(2016.5.5)

寄稿: 金石 稔 「【skrɔːl】(その10)」

【skrɔːl】(その10) 金石 稔

森あがれば
左手から抜けていく
69のことがら
水もます
あふれる指
つまむはなし
(吹く風のこと とうに忘れ)
こうさいを過ぎ
あやうい《ま》がさす
うねり からり 
ひと知らず
〈隻語の一片〉が
《ノド》を埋め
息が枯れる
夜を待て

(2016.4.24)

寄稿: 金石 稔 「【skrɔːl】(その9)」

【skrɔːl】(その9) 金石 稔

もたれて
はじまる
雨だれ 青 海 光跡
賑やかなほむらがふちどる
bachのハープ
《シ》のコードがある
霧に包まれた夜の
樹海は
ゆっくり
眠りに
外へ縮まってゆく
カノンあるいは(突然の)(    )

(2016.4.24)