見夢録: 2013年10月28日 反政府闘争か

上海にいて、書き込みなど規制されているのでここから。
毎日新聞で「中国:天安門前の事故、死者5人に 日本人含む38人負傷」とでたので、やはり反政府闘争のようだ。
25年前、ここから北京に潜入し、事件の直後を目に焼き付けてきたことを思い出す。
心はあの北京に。

(東風1989)

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化石ではない現存の 哲学的な
思想家 行動者で つよくつよく
壊れかけた椅子 割れたガラス窓の
奥の狭い部屋で 家族はいるかいないか

小さなテーブルを囲んだ家では
八角茴香(アニス)の香り
にんにくや、その他の刺激的な
皿に盛られた包子(パオズ) 上半身裸の父親

ラベルのない緑色の壜 生温かいビールの
裏道はだんだん狭くなり 蟻塚は数を増す
ここのとんでもない数の人間を 権力で
抑えきることができるのか

そんなことなどできない!

幼年期は いくらでも夢を食べて
黄金時代だとか 留守状態を考える
満たされた者とは だれだったのか
を知りたいとも考えずに

いつだって 本人にしかわからない
そう信じて 駅の線路を渡ってから
右に曲がって 少し行ったあたり
夢の中に出てきて 不思議な気が

過去に返ってきても
散弾のように ことばをばらまいて
突き当たってしまいそうだ
汚れた石の壁 蛸壺の住処に

長屋だ ところどころに水場が
ここで水を汲み 洗濯をし
共同便所があり フランスの犯罪
アルジェリア問題について

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まぎれもない感受性だけが

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交替を待ってて
心停止の 鼓動の残響はひき
つつづき 言葉をかけたり
触れることとばも にたりよったり

ではなく にたりよったりの
二種類のカードを 買うのか
なぜ縛られて(矯正され) 両方ともしまい
充填するのに 命じられにやり

人間はありとかはちなのだからとの
ものを扱う権力とはの ものの姿からは
人間ごみをごみごみだから 容赦なく
強権的な姿をみよや はかたりきと

上海の地鉄乗り換えでは 慎重になって
列を間違ええないのに 並ぶともむだな
音楽をきかされ 自発呼吸はつづくのだが

羽ばばたく鳥もどうあれ
仔犬さえあやぶまれ 引きずられれ
ぶらぶらら吊られ 意識回復の
ど、努力なのか 体温を下げるるは

ラジオを聴かせ ぴくぴく
体を触り 刺激を与え
まぶたの筋肉 がまぶたの気(功)になり

人民広場のベンチで 黒人の指先で
籠球がくるくるまわり 紅いチーフなど
忘れはてて少年が かわりに親指をたてて

バイタルの ランプの点滅々が
変わらぬ品質で ピートの香りも
透明な風景もも 生命維持の数値なんかは

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(中国女)

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唇を指でさする ( )の女性観
自由でないから 不幸なのか
不幸だから 自由でないのか

はじめは食べることとの
うろつく から回し 尻尾を
たてて 緊張する赤犬のから

何の効果もない 蘇生器を
装着して 酸素吸入して
心臓マッサージ ムンドアンドムンド
人工呼吸と、長回し

物質とは 線の方向に切れれば
同時に垂直にも切ったとき
現れれるものかどうか

密告、監視 というと市民社会の
権力、警察の動き の機械的な
馴致されざる ではない

時間の全体が 世界ととともに
そのの一点に凝縮され 何ものかへ
と開かれる アングルが

( パリの) チンピラたちの 秘密メモの
ネットワーク あててにならない
強い絆、友情と打算の 小市民らしく

藹々とした( 北京の) 夜もがらす
橙色の照明灯のほかのすべてが
すべすべと 霧に閉ざされた( 天安門) 広場
ほかほかの近代都市(北京)に 深いふしぎな闇は

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地磁気の影響だったのか

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地磁気の影響だったのか
大きなへだたりが
わきたつうみのそこそこ
波のしぶきに

放課後ではないが
あとの祭で残されても
これから先のことも
何も 思い浮かぶはずが

さりとて 発電所ならばと 
知らず知らずに 思い知らされ
土地も水も こころもだめになる

世界はおもくて 通りにはいかない
ひとりはもっと重くて その通りに
ならないから 自由市場では
鶏の嘴や足首が 煮込まれて
山盛りに夢に出てくる

しくみということばの
怠惰という 美しい窓ガラス
博物館なら 楕円の櫺子窓から
覗いてみると 深い樹木の

ものは試していないので
違いとかまずい仕方をことことと
ノイズのするしかけが 詩の
あちらこちらの隙間に

それだけかかるのに それだけの
手間をかける 事情がわからない
かくして ギャラリーの窓から
薄紗のカーテンを 透せば
見えるものを

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見夢録: 2013年10月24日 しかし、これしき

上海での作品行為はとりあえず順調に進んでいる。
だいたい昼間の下準備をしてから、夕食で軽くアルコールを嗜んでひと眠りすると、夜中からむくむく起き出して、端末に向かうことになる。
作業の詳細は述べないが、ときどきベッドで眠り、明け方目を覚まし、枕元のNexus 7を開いて、横になりながら推敲を繰り返したり、新たに稿を起こしたりする。
そこまでは至極順調だったのだが、ちょっと調べ物をするなどの段になって、つまり検索などを実行すると、妙なことが生じたのである。これが、少々腹立たしいのである。
当局のサイトへのアクセス管理は一定程度のものだろうくらいは覚悟していたのだが、次第にその程度ではないことを思い知らされた。
もちろん表示不能などの管制ページに誘導されるのはお約束事なのだが、そのうちにお仕着せの中国語の広告ページヘの誘導表示が増殖していくのである。
さらに、検索結果ページが内容の如何にかかわらず、表示されなくなる。これにはストレスが昂じて収まらない。
まるで、こちらを狙い撃ちでもしているのではないかと思わされるのである。
まさか、そこまでのことをしているはずもあるまい。そんな内容のアクセスなどしてもいないのであるし。
ただ、勘ぐれば妙なことがないでもない。
つまらぬことだが、昨日のこと、市内を散策の折、入手したばかりの中国聯通のSIMを、もともと持っていたルーターと、今回直前にNTTからレンタルしたモバイルポータブルのルーターとのスピード比較を兼ねて、差し替えながら使用していたら、途中でタブレットが制御不能に陥ったような具合になったことがあった。画面設定も勝手に変わって、外からコントロールされたような。
ま、そんなことをされる理由もないので、こちらであわてていらぬパネルタッチでもしたものであろう。
それにしても、このため、いささかうんざりして、創作意欲が減退してしまったのだ。しかし、これしき。

死んだ、いまとなっては

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痛みを感じない 血管は(する)
多少の運動で 壊れたり
しない(のか ほんとうに)

痛みをを感じざるる 太った(あぶらぎった)男が
横から 店頭のメニューを(だれの)
だれもいないかの ここにいる

生徒を(が)裏切ら(れ) なかったか
退学させられられる(た)後で
(死んだあとだから) 思い出すとか

深夜(昼まえから)ひそかに(あからさま)
アルコールの(くすりづけの身でも)力を
借り(買わされ)ながら 気持ちさえ
あれば ないない

ことばが通じたから(なければ)
よかったのか 空腹であったが
ただ(の(、))ものが交換できた
だけだ(そんな価値に)

一泊させて(してして)
じっくり語り(やらやら)
明かしたらら 男の
むすめも 忘れれて

双子の兄貴にも 知らせない
家族構成など ふしぎな
ふしだらな しらないだけ

(してもいない) 手術中なので
大動脈解離で 年末に倒れ
余命宣告が(にちかい)
あるでもない なかった

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つづけていた 、夜、を

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糸球体への沈着が 証明さされずとも
肉芽腫性病変が 線状のの
沈着がどうなろうと 納得できる
人生を選択する なにが
なにがつづけて ときどきどきの
分岐点なので なのでか

存在自体がかささなり その量子論が
かららんで 最適な人生を
そのときどきに つねに選択する
自らの命運を作ってていく に違いない
結果論にすぎるかも
でははなく に違いない 確率

二十四年後の上海の夜に ふたたび
処刑された労働者の名前を 書き留める
必要が 何が真実で 誰がが
何を記録しておくかが と
無関係ではない

クリオグロブリン血症陽性なら
遺稿についついて話し 形にす
するというが 期するところがする
残り時間が怪しいことも そろそろろ
なんらかの形にするるが
役割でも あるようなあるでも

軍が撃つ皇礼砲 即位をを
記念する二十一発の空砲 がらがらぽん
容器は青、赤、緑 王冠の宝石の飴玉
なめらかで甘く 深いドクを持つ
けがれた谷で二十一年 蒸溜され

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見夢録: 2013年10月22日 上海からのtwitter、facebook、Googleの検索

前2者はまるで繋がらない、Google検索は中国管理のものに切り替わる。
噂で知っていたけれど、実際体験すると気味が悪いものだ。