【かけら】
透析も通算10回、4週になる。腎臓の摘出の予定が3~4カ月延びたことからすると、体調がまだ手術に適応していないのかもしれない。ただ、腎癌はゆっくり待っくれているようで、それほど肥大はしていないようだ。
【おりおりのかけら】
【かけら】
連載小説を開始しようかと考えている。 週2、3回のペースで、このブログに掲載するわけである。 内容は私の作品なので、少し難しい。他にはないものである。 もちろん、現代詩、長編散文詩の質を保ちつつ、アイディアに充ちた思考のアラベスクといえるものである。 ベース作品は完成しているので、公開を始めれば1年は楽しんでもらえるだろう。【かけら】
さまざまのものから離れてしまった。 自分ももろともにいなくなると思っていたが、そうはならないのだ。 知己の多くは旅立ち、残った心も離れていく。 自分は世界から消失してしまっている。 ここはもっとも近いところだ。 世界は堕落しきったが、この狭い磁場では魂がまだ活動している。 ここが新しいフィールドなのだと。【かけら】
我々は死までの未来を経験するために、時間を加速させている。 時間は個的なもので、世界空間も個的に分岐しているということだ。 老いに向かっているとはこういうことだと、雷鳴に撃たれるように気づいた。【かけら】
前回では威勢のいいことを述べたが、やはりまた壁が立ち塞がる。得てしてこんなものだな、と。 仕事に集中していると、突然、両腕が酷寒に震えてくずおれるように、痺れが襲い、動けなくなった。胸部も気持ちが悪くなった。電話をかけることもできず、そのままベッドに転げ込んだ。 血圧と関係するのではないかということだが、このところ、透析の終わりごろに手足のつりがひどくなり、血圧が下がる。つまり、DWがうまくいっていないのではということだ。【かけら】
プログラミングの仕事をやっているせいか、気持ちが少ししっかりしてきた。立ち直ったというか、意欲というか、再びものを作ろうということだ。 詩作品を書き始めたのを皮切りに、絵も再開しようと思う。 Instagramで公開した1000点ほどの作品は、ほぼ亡妻の生前に描いたものだ。いささかを北見市の金石稔氏の画廊に預けてあるが、あとはすべて手元にある。 これからは作品行為を伴侶に生き抜いていくことになるだろう。【かけら】
年が明けて、もう8日。この数年、時間は10倍ほどの速さで回っている。 また国外への冒険旅行に出かけたいと考えている。 病気のことがあるので短期旅行しかできないが、それも透析クリニックのある都市部に限定されるが。 最近、ようやく辞典系データベース処理の仕事を始めた。私にしかできないと持ち上げられたものだが、収入が途絶えては暮らしてはいけない。また、旅に出るにも費用がそれなりにかかる。 治療費はほぼかからないにしても、環境費などはこれまでの貧乏旅行というわけにはいくまい。 ただ、旅に行きたいという、燃え上がる気持ちには逆らうことはできない。 実現できるかどうかはわからないが、初夢として書き記した。2018/12/27 10:04: 【かけら】
中野のワインバーEmma、オーナーのノブさんと。
ここで静かな夜をバーボンストレートで過ごした。
残念なことに、この良き店は年明け15日頃に閉店する。
2018/12/21 23:07: 【かけら】 昨年の終わりに散文詩をベースにした単行本一冊程度の小説を書き上げたが、出版する方策も見出せぬまま持て余していた。 だが、自分自身がどうなるか分からぬので、とりあえずPDFにしてスマートフォンで読めるサイズのデータにしてみた。 中身は宇宙論的な哲学、文学、現代思想、文明論、癌などにわたる思考、イメージ、肉体を、詩的散文としてまとめ、研磨したつもりだ。 これは紙の書籍として残ることは無いかもしれぬが、読者の頭脳に刻印されればそれでもよしと、思いを定めたわけである。 コピーをすれば、メールなどで手渡し感覚で伝えることが可能でもあるし。 メールにて、無料で送付、差し上げます。 連絡先は紙田まで。
■新作詩篇
mediastinal
――散文詩による小説「dance obscura」から
■見夢録