【かけら】

無間の底なしの暗闇からその濃淡の樹脈は重なり続けているとはいえ、それと比較するかのように、意識の表層などという明晰かつ捏造された精神の歴史など、本当にあるのだろうか。仮に、生命体がこの宇宙でただひとつの巨大な生命樹であるならば、そこから派生するあらゆる枝脈は分断と有限の袋小路に突き当たり、すべてはすでに枯渇しているはずだ。
continuation of dreams